最後まで読まないで

立て看板

通学路の途中に『この先、危険』と書かれた古い立て看板がある。その先はただの広い空き地で、危険なものなんて何もない。みんな気にせず空き地を横切って歩いている。ある日、作業員の人が来て看板を新しくしていった。新しい看板には『この先、危険』という文字の下に、小さく追加の文章が書かれていた。『見えないからといって、踏まないでください』私は思わず足元を見た。靴の裏で、何かがグチャリと潰れる音がした。
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