最後まで読まないで

オンライン授業

夕方、塾のオンライン授業を受けていた。画面には先生と、僕を含めた生徒五人の顔が並んでいる。先生が「では次、佐藤くん読んで」と言った。佐藤くんは画面の向こうで真面目に教科書を読んでいる。でも、よく見ると佐藤くんの部屋の窓の外、夜なのに誰かが立っている。危ない! とチャットを送ろうとした瞬間、僕の部屋の窓がコツンと鳴った。画面の中の佐藤くんが、にやりと笑ってこちらを見ていた。
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