最後まで読まないで

記憶

朝、目覚めると見知らぬ天井だった。体を起こすと、部屋の隅で知らないおばさんがテレビを見ていた。「ここはどこですか? あなたは誰ですか?」おばさんは優しく微笑んで答えた。「ここはあなたの家で、私はあなたの母親よ。また記憶がなくなっちゃったのね」僕はショックを受けた。自分が記憶喪失だなんて。「じゃあ、僕の名前を教えてください」僕がそう尋ねると、おばさんはあからさまに舌打ちをした。
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