最後まで読まないで

お迎え

毎日、夕方になると母が学校まで迎えに来てくれる。私は母の顔を見ると安心して手を繋いで帰るのだ。今日も校門の前で母を待っていた。遅いなと思っていると、遠くから母が走ってくるのが見えた。私は笑顔で大きく手を振った。しかし、近づいてきた母は私を素通りし、私の後ろに立っていた別の女の子の手を引いて「ごめんね、待った?」と優しく微笑みかけた。それなら、私は一体誰の子供なのだろう。
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