最後まで読まないで
リュック
お兄ちゃんから、お下がりの通学用リュックを貰った。大きくて使いやすく、僕は気に入って毎日使っていた。ある日、リュックの底に小さな隠しポケットを見つけた。中を開けると、一枚の古いメモが入っていた。そこには、お兄ちゃんの綺麗な文字でこう書かれていた。「二代目の弟は、今のところ順調に育っている。初代の弟のように、夜中に僕の部屋から逃げ出さなければいいけれど」
メニュー
リュック