最後まで読まないで

スニーカー

欲しかったスニーカーを買った。サイズもぴったりで歩きやすい。しかし履いて出かけると必ず道に迷う。通い慣れた道なのに、気づくと知らない薄暗い路地にいるのだ。ある日、脱いだスニーカーの裏を見て凍りついた。靴底の模様が、私の知らない不気味な街の地図に変わっていた。しかも現在地を示す赤い点が、ある目的地に向かってゆっくりと動いている。この靴は私をどこへ連れて行くつもりなのだろう。
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