能力者たち
いつからか自分以外の人間のおでこに数字が見えるようになった。それが寿命の残り日数、つまり死へのカウントダウンを意味しているという事実に気づいたとき、あたしはひどく怖ろしくなり、ゆいいつ気を許している保健室の先生にこの能力のことを打ち明けてしまった。すると先生は、ずいぶんと長い沈黙のあと「実は私にも見えるの」とつぶやき、あたしのおでこの辺りを遠慮がちに見つめながら、そして静かに肩を震わせた。
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