年下の王子さまから即プロポーズされて?!
「洗剤をつけた方がいいかもね」

 と言われて、布巾に洗剤をちょこっと染み込ませてお母さんが王子さまに再度手渡した。

「だ、大丈夫、唯斗くん自分でできるからさ、食べてて」

「だめだめ、可愛い服なんだからさ。蒼波さんこそ食べてて」

「ふふふ」

 お母さんはわたしたちのやり取りを見て笑っていた。海斗はちょっと不機嫌になりながらも、ピザを食べている。

「よし、結構綺麗になったよ?」

「ほんとだ、ありがとう」

「蒼波、これめっちゃうまいから食えって」

「ええ?」

 海斗がトマトがたっぷりのったピザを食べさせてくれた。

「ちょ、こっちの方がうまいぞ」

 谷口さんにも呼ばれて、わたしは受け取る。

「すごーい、みんな蒼波ちゃんのお世話がかりね」

 お母さんはニコニコしていた。
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