異世界に迷い込んだら、三兄弟の愛が重すぎて帰れない!
私はアデルバート様から離れ、その場でくるりと回る。スカートがふわりと舞った。階段ではもう気を付けているし、熱が下がらなかったのは体の免疫が弱ってたせいだろう。

「こんなに元気なんですから、お仕事させてください」

そう言い、私はアデルバート様に背を向けた。でもすぐにたくましい腕の中に囚われてしまう。

「そんなに元気なら、少し私の相手をしてもらっていいかな?」

耳元で囁かれ、私の顔が真っ赤に染まった。



動きやすさ重視のメイド服から「これに着替えなさい」とアデルバート様に命じられ、私はメイドさんたちに手伝ってもらいながら着替えを済ませた。お仕事を増やしてすみません……。

「華、とっても綺麗よ〜」

「アデルバート様がデザイナーに頼んで作らせたらしいわ!」

メイドさんたちが口々に褒める。目の前の鏡には、パフスリーブと何段ものフリルが重なるスカートが可愛い淡いピンクのドレスを着た私が映っている。髪もセットされ、メイクも入念にされた。
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