毒と悪、詰め合わせ。
天井裏には神様がいる。母の言である。バタバタと上から音がするのは、神様が動き回っているからなのだとか。彼女はネズミが我が物顔で駆けずり回っているだけだと思っているが、母は自分たち家族を守る神様だといって疑わない。天井裏の神様の話をする時は、いつだって真剣な表情を崩さないのだ。「今日も神様はちゃんとこの家にいるからね」微笑む母の両目に濁りはない。焦点が合っていないわけでもない。今日も母は正常である。
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