君が知らない気持ち
第五章

知らなかった


ある日。

Mちゃんから気持ちを聞いた。



悲しかった。

寂しかった。

その反応が欲しかった。



責められたとは思わなかった。



むしろ、

言ってくれてよかったと思った。



だって俺は知らなかったから。



Mちゃんがそんな気持ちでいたことを。



俺は勝手に、

大丈夫だと思っていた。



でも本当は違った。



相手を大切にするって、

自分なりに頑張ることじゃない。



相手が何を感じているか知ろうとすることなんだ。



初めてそう思った。
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