あの日君に言えなかったこと
第五章

再会


数年ぶりにMちゃんを見かけたのは、

春だった。



偶然だった。



本当に偶然。



街を歩いていた時。



向こうから歩いてきた。



一瞬でわかった。



時間が経っても、

わかるものなんだなと思った。



Mちゃんは笑っていた。



昔と同じようで。



少し違った。



前より自然に見えた。



無理に笑っていないように見えた。



その顔を見て、

安心した。
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