愛される方法を知らなかった少女へ(下)

プロローグ



昔の私は、

愛されたい子だった。



誰よりも。



本当はずっと。



でも、

愛される方法がわからなかった。



だから頑張った。



優しくした。



空気を読んだ。



我慢した。



相手を優先した。



嫌われないように。



置いていかれないように。



愛されるために。



でも。



ある日気づいた。



私はずっと勘違いしていたんだ。



愛されることと、

必要とされることは違う。



我慢することと、

優しさは違う。



そして。



自分を後回しにすることは、

愛じゃなかった。
< 1 / 9 >

この作品をシェア

pagetop