恋をしない秘書と恋に落ちた御曹司の甘くて危険な攻防戦
 私たちの関係が正式に公となった今、もう誰も軽い気持ちで要さんへ近づくことはできない。

 そして――もう、私たちの仲を邪魔する者はいなかった。

 要さんは私の手をそっと握り、優しく微笑む。

「みのり、愛している」

 その一言だけで胸がいっぱいになる。

「私も……愛してます」

 恋なんてもう二度としないと心に決めていた私。そんな私を、誰よりも大切に想い、真っ直ぐ愛してくれた要さん。

 すれ違いも、涙も、不安も乗り越えた先で、ようやくたどり着いたこの幸せ。

 これからは誰にも遠慮することなく、私たちらしい歩幅で、一歩ずつ愛を育んでいく。

 この人となら、どんな未来もきっと幸せだと信じられる。そうして私は、世界で一番大切な人とともに、新しい人生を歩み始めた。

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