ただのこわい話【短編】
犬神筋
雨の日、大崎の隣には犬が歩いているような空間ができる。
道が泥だと足跡ができる。全部、犬だ。
だから、おれは大崎に、
「おまえ、犬神筋なの?」そう言ったら大崎は笑って、
「どうかしら?信じる?信じない?わたしの犬はしつけが行き届いているから。でもね、移るのよ」と返してきた。
その日の次の日、大崎は事故で死んで、おれの横には犬がいるようなあとが残るようになった。
道が泥だと足跡ができる。全部、犬だ。
だから、おれは大崎に、
「おまえ、犬神筋なの?」そう言ったら大崎は笑って、
「どうかしら?信じる?信じない?わたしの犬はしつけが行き届いているから。でもね、移るのよ」と返してきた。
その日の次の日、大崎は事故で死んで、おれの横には犬がいるようなあとが残るようになった。