3部恋愛小説『美しいあなたへ』①⋆~君との出会い~⋆

初恋〔ai〕

『まもなく入学式が始まります。1年生は体育館に集まってください。1年生は――――――――』



「ここが花火坂学園かぁ。」

私、小桜 愛はとてつもなく大きい校舎の入り口に立っていた。
ここは花火坂高校。

ブワァッ

わっ。
風強いな~…。
制服でベレー帽みたいな帽子をかぶってるから飛んでいかないか心配。

あ、桜だぁ!
ふふっ。
綺麗だなぁ~。
桜と言ったら女の子思い浮かべちゃうな。
髪が長くて優しい感じ?
私想像するの好きなんだよねっ。

「あっ。ま、まってぇ~‼」

帽子飛んでいっちゃった…。
どうしよ。
もうすぐ入学式っていうのに。

「これ、お前の?」

気づくと目の前には背の高い男の人が立っていた。
せ、先生っ⁉
でも制服着てる…。
生徒か!
見た感じ3年生くらいかな…。

「おい!お前のかって聞いてんだけど。」

「あっ。はい‼私のです!とってくれてありがとうございますっ。」

「お前1年?」

「はい!1年生です。」

どうしたんだろう…。
もしかしてこの人も1年生…?

『ただいまから入学式を始めます。』

あ……。
急がないとっ‼

「すみません‼私行きます。さっきはありがとうございました~‼」

私は逃げるようにして体育館のほうに向かっていた。

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