敏腕CEOと契約結婚したら、攻略不能なほど溺愛されています
到着してすぐに、自分の席に座ってノートパソコンの電源を入れる。
毎日おこなっているルーティンを黙々とこなしていると、コンコンコンとノックする音が聞こえ、タブレットを手にした宝田が部屋に入ってきた。用件はスケジュールのチェックだろう。
「おはようございます」
「ああ、おはよう」
頭を仕事モードに切り替え、情報を共有するために俺もタブレットを開いた。
「陽咲さん、あのあと大丈夫でしたか? 顔色が悪かったので……」
宝田が眉を下げつつ尋ねてきた。ただの事務的な確認ではなく、本気で陽咲のことを心配してくれているようだ。
当然ながら、目に見えて元気をなくしていた昨夜の彼女の異変には宝田も気づいていて、ずっと心に引っかかっていたのだろう。
「心配をかけてすまない。元気はないけど、体調が悪いわけではないみたいだ」
静かな口調でそう返しながらも、昨夜のパーティーでの光景が脳裏に浮かんでいた。
篠部社長から仕事の話があると言われ、少しのあいだ彼女をひとりにしてしまった。
その後、化粧室から戻ってきた彼女の顔を見たら、あきらかに様子が変わっていたのだ。まるで触れたら壊れてしまいそうなほど硬直していて、魂が抜けたようになっていた。
「単にパーティーで疲れたわけではないご様子でしたね」
宝田の言葉に大きくうなずいた。気のせいなんかじゃなく、誰の目から見ても陽咲のあの沈み方は変だったのだ。
毎日おこなっているルーティンを黙々とこなしていると、コンコンコンとノックする音が聞こえ、タブレットを手にした宝田が部屋に入ってきた。用件はスケジュールのチェックだろう。
「おはようございます」
「ああ、おはよう」
頭を仕事モードに切り替え、情報を共有するために俺もタブレットを開いた。
「陽咲さん、あのあと大丈夫でしたか? 顔色が悪かったので……」
宝田が眉を下げつつ尋ねてきた。ただの事務的な確認ではなく、本気で陽咲のことを心配してくれているようだ。
当然ながら、目に見えて元気をなくしていた昨夜の彼女の異変には宝田も気づいていて、ずっと心に引っかかっていたのだろう。
「心配をかけてすまない。元気はないけど、体調が悪いわけではないみたいだ」
静かな口調でそう返しながらも、昨夜のパーティーでの光景が脳裏に浮かんでいた。
篠部社長から仕事の話があると言われ、少しのあいだ彼女をひとりにしてしまった。
その後、化粧室から戻ってきた彼女の顔を見たら、あきらかに様子が変わっていたのだ。まるで触れたら壊れてしまいそうなほど硬直していて、魂が抜けたようになっていた。
「単にパーティーで疲れたわけではないご様子でしたね」
宝田の言葉に大きくうなずいた。気のせいなんかじゃなく、誰の目から見ても陽咲のあの沈み方は変だったのだ。