【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

「…澪…そんなに泣くなよ。お前がそんなんだと俺もつれぇよ。

春琉は、あんな風に怒ってたけど…お前に悪気があったわけじゃねぇよ…絶対にな

なんか…必死だったんだよ。あいつはいいやつじゃん」


きょーくんの優しい励ましに、私の胸の奥がぎゅっと締め付けられる。


悪気がないなんて分かってる…。

春琉くんはいつも不器用だけど…本当は誰よりも優しいことなんて私が一番よく知っている。

だって…私を拾ってくれたのも…家に置いてくれたのも…私の傍で私をずっと助けてくれてたのも…春琉くんだもん。


今までの事を思い出したら春琉くんは、いつだって優しくて喧嘩したままじゃ嫌だと思った。後悔したくないっ。


…このままじゃ嫌だ。ちゃんと追いかけて、ごめんなさいって伝えなきゃ……!

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