【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
──────────────……


私は、走った…。苦しくても息が上がっても病院に向かって走り続けた。


春琉くんが罪悪感で身を引いてたなんて知らなかった…そんなにも一人で後悔してたなんて知らなかった…


何も私に出来なかったと言う春琉くん。


そんなわけないじゃんっ!!
私を助けてくれたのは誰だと思ってるのっ!!



走り続けてると…


やっと大好きな後ろ姿が見えた。


ギプスがとれた手をポケットに突っ込んで気怠げに歩く私の大好きな大好きな人。

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