【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
そろそろ家に帰るか…
と思ったが家を出る前の澪の姿を思い出し家に帰るのをやめた。
また苛立ちで傷つける怖さと、またあの女の子と重なる澪に惹かれてしまうんじゃないかって二つの怖さが俺を襲う。
俺は帰れないままただぼんやり街の中で過ごした。
あーぁ…今日も見つかんなかったな…。
そして少しずつ明るくなってきた早朝。
俺は帰ることにした。
流石にもう朝だ。起きてるわけがねぇ…。
「はぁ……。まじでねみぃ…疲れた……」
俺は流石に疲れた体を無理矢理動かし寮に帰る。