春は眩しくて、届かない
向き合う覚悟 湊Side
今日も、いつもと変わらない朝だった。
教室に入った瞬間、
「課題見せてー」とか、 「昨日の試合やばかったよな」とか、 代わる代わる誰かに話しかけられる。
適当に返事をしながら席につく。
窓際。 朝の光が机に落ちる。
いつも通りの教室。 いつも通りの空気。
なのに、 ここ数日は少しだけ落ち着かなかった。
鈴野が学校を休んでいたからだ。
3日前。
校舎裏で告白された。
ちゃんと返事をした。 曖昧にはしなかった。
でもそのあと、 鈴野は学校に来なくなった。