春は眩しくて、届かない
私の親友が眩しい 陽奈Side
りのんは、自分で思ってるより優しいしずっと目立つ。
本人は全然気づいてないだろうけど。
りのんって、ちゃんと周りを見てる。
誰かが困ってたら、自然に気づくし。
落ちそうなものをそっと押さえたり、元気なさそうな花に水をあげたり。
そういう“小さいこと”を、当たり前みたいにできる。
しかも、多分本人は特別なことだと思ってない。
誰にだって優しいのだ。
わたしは、多分逆だ。
明るく笑うのも、 誰かの中心にいるのも嫌いじゃない。
でも時々、 ちゃんと周りを見れてるのかなって不安になる。
みんなが笑ってると安心して、 勢いで喋って、 そのまま空気を流しちゃうことも多いから。