財閥令嬢の私が、三つ子の不良御曹司に世界を教えられるなんて
六花が肩を震わせた。
どうやら着信らしい。
六花は慌てて立ち上がろうとした。
「失礼します」
しかし俺は即座に止める。
「座ったままでいい」
六花がきょとんとする。
「でも……」
「警護が面倒になる」
後ろにはボディーガード。
周囲には一般客。
六花が勝手に動けば護衛も動かないといけない。
何かあった時のためにも、西園寺家から預かっているコイツには単独行動は避けてもらうべき。
「ここで出ろ」
六花は少し迷った後、素直に頷いた。
「分かりました」
そして鞄を開く。
その瞬間だった。
俺。
蓮。
碧。
三人同時に固まる。
「……は?」
最初に声を漏らしたのは蓮だった。
六花の手の中にあったのは。
スマートフォンじゃない。
俺は思わず二度見する。
見間違いじゃない。
本当にガラケーだ。
蓮も固まっている。
どうやら着信らしい。
六花は慌てて立ち上がろうとした。
「失礼します」
しかし俺は即座に止める。
「座ったままでいい」
六花がきょとんとする。
「でも……」
「警護が面倒になる」
後ろにはボディーガード。
周囲には一般客。
六花が勝手に動けば護衛も動かないといけない。
何かあった時のためにも、西園寺家から預かっているコイツには単独行動は避けてもらうべき。
「ここで出ろ」
六花は少し迷った後、素直に頷いた。
「分かりました」
そして鞄を開く。
その瞬間だった。
俺。
蓮。
碧。
三人同時に固まる。
「……は?」
最初に声を漏らしたのは蓮だった。
六花の手の中にあったのは。
スマートフォンじゃない。
俺は思わず二度見する。
見間違いじゃない。
本当にガラケーだ。
蓮も固まっている。