【新作】財閥令嬢の私が、三つ子の不良御曹司に世界を教えられるなんて
【side 蓮】
とりあえず六花の苗字は伏せると言うことにした。
で、本当はある財閥の令嬢で、俺たち3人のうち誰かの花嫁になる予定、とだけ伝えておいた。
ま、絶対俺の嫁にしてやるけど。
見知らぬ高飛車な令嬢と結婚するなら、絶対六花と結婚したい。
ていうか六花以上に良い女なんて、そうそういないと思う。
六花は単にビジュアルが整っているだけじゃなくて、表情がころころ変わるから、見てて飽きない。それに、時々ぶっ放される天然発言が面白すぎる。気取ってなくて優しいのも良いし。
俺たち三つ子とほとんどの黒龍メンバーはすでに水着へ着替え終わっていて、今はプールサイドのビーチチェアに腰掛けながら、室内で着替えている六花が出てくるのを待っていた。
ちなみに、六花の水着選びを担当したのは俺だ。
翼に任せたらよくて競泳水着、最悪ウエットスーツになりそうだったし、碧に任せたら本人の趣味で変なフリルだらけのやつを買いそうだったから、結局俺が選ぶことになったのである。
そして、俺が選んだのは白を基調にしたビキニだった。
胸元と腰回りには大ぶりのフリルが付いていて上品さもあるし、それでいてちゃんと可愛さも引き立つ絶妙なデザインだった。
我ながらセンスが良い。
かなり良い。
百点満点をあげてもいいくらいだ。
もちろん、本音を言えば、もっと攻めたやつも見たかった。
マイクロビキニとか。
けど、多分六花は恥ずかしがるし、翼にも碧にも殺される。
だから理性を総動員して我慢した。
「まだかなー。」
碧が呟く。
「お前さっきから十回くらい言ってるぞ。」
翼が呆れたように返す。
「だって気になるじゃん。」
「気持ちは分かる。」
俺も頷く。
すると、その時だった。
「蓮さん」
低い声が聞こえる。
振り返ると、そこには白石慶介が立っていた。
鮮やかな青色の髪に切れ長の目。
表情はいつも通り無愛想。
こいつは今年から幹部に入った期待株だ。
頭が良いし、喧嘩も強い。
それに、コイツは滅多なことでは動じない。
だが、致命的な問題が一つある。
極度の女嫌いであることだ。
原因は家庭環境らしい。
詳しくは知らないが、母親関係でかなり面倒な経験をしたらしく、それ以来女という存在そのものに嫌悪感を抱いている。
いつかちゃんと話を聞けたらなーとは思っている。
「どうした?」
すると慶介は眉間に皺を寄せた。
「なんで女なんて連れてきたんすか。」
予想通りだった。
「急にどうした。」
「俺は嫌っす。」
慶介は即答する。
「みんな盛り上がってるけどマジで理解できねぇし。」
さらに続ける。
「水着姿の女とか見るだけで虫唾が走る。」
周囲が少し静かになった。
近くにいた何人かのメンバーも思わずこちらを見る。
だが、慶介本人は全く気にしていない。
本気でそう思っているからだ。
俺は少し考える。
そして、肩を竦めた。
「まぁお前ならそう言うと思った。」
「でしょうね。」
「でも六花は普通の女じゃねぇぞ。」
慶介の眉がぴくりと動く。
「何が違うんすか。」
「全部。」
「雑すぎません?」
「説明難しいんだよ。」
実際そうだった。
六花は変だ。
かなり変だ。
金持ちなのに偉そうじゃない。
知らないガキにも平気で十万円渡そうとする。
暴走族を知っても逃げない。
フードコートに感動する。
ガラケー使ってる。
兄二人は重度のシスコン。
全部変だ。
「会えば分かる。」
俺はそう言った。
慶介は納得していない顔をしている。
だが、その時だった。
プールサイドがざわつく。
誰かが呟いた。
「あ……。」
別の誰かも。
「うわ……。」
さらに。
「マジかよ……。」
俺も思わず振り返る。
そして、言葉を失った。
屋敷のテラスへ続く扉が開いていた。
その向こうから。
白い水着姿の六花がゆっくり歩いてきていた。
風に揺れる栗色の髪。
真っ白な肌。
大きな瞳。
フリル付きのビキニ。
細くくびれた腹とエロい足。
そして、恥ずかしそうに胸元を押さえながら周囲を見回す仕草。
その光景を見た瞬間。
周囲の黒龍メンバー達が一斉に固まった。
もちろん。
俺も。
翼も。
碧も。
そして、女嫌いのはずの慶介までも、小さく息を呑んだのがわかった。
俺が横目で見ると、慶介は六花を見つめたまま固まっていた。
その様子を見て、俺は思わず笑いそうになった。
どうやら黒龍最強の女嫌いにも、六花は少し刺激が強すぎたらしい。
【side 蓮 fin】
とりあえず六花の苗字は伏せると言うことにした。
で、本当はある財閥の令嬢で、俺たち3人のうち誰かの花嫁になる予定、とだけ伝えておいた。
ま、絶対俺の嫁にしてやるけど。
見知らぬ高飛車な令嬢と結婚するなら、絶対六花と結婚したい。
ていうか六花以上に良い女なんて、そうそういないと思う。
六花は単にビジュアルが整っているだけじゃなくて、表情がころころ変わるから、見てて飽きない。それに、時々ぶっ放される天然発言が面白すぎる。気取ってなくて優しいのも良いし。
俺たち三つ子とほとんどの黒龍メンバーはすでに水着へ着替え終わっていて、今はプールサイドのビーチチェアに腰掛けながら、室内で着替えている六花が出てくるのを待っていた。
ちなみに、六花の水着選びを担当したのは俺だ。
翼に任せたらよくて競泳水着、最悪ウエットスーツになりそうだったし、碧に任せたら本人の趣味で変なフリルだらけのやつを買いそうだったから、結局俺が選ぶことになったのである。
そして、俺が選んだのは白を基調にしたビキニだった。
胸元と腰回りには大ぶりのフリルが付いていて上品さもあるし、それでいてちゃんと可愛さも引き立つ絶妙なデザインだった。
我ながらセンスが良い。
かなり良い。
百点満点をあげてもいいくらいだ。
もちろん、本音を言えば、もっと攻めたやつも見たかった。
マイクロビキニとか。
けど、多分六花は恥ずかしがるし、翼にも碧にも殺される。
だから理性を総動員して我慢した。
「まだかなー。」
碧が呟く。
「お前さっきから十回くらい言ってるぞ。」
翼が呆れたように返す。
「だって気になるじゃん。」
「気持ちは分かる。」
俺も頷く。
すると、その時だった。
「蓮さん」
低い声が聞こえる。
振り返ると、そこには白石慶介が立っていた。
鮮やかな青色の髪に切れ長の目。
表情はいつも通り無愛想。
こいつは今年から幹部に入った期待株だ。
頭が良いし、喧嘩も強い。
それに、コイツは滅多なことでは動じない。
だが、致命的な問題が一つある。
極度の女嫌いであることだ。
原因は家庭環境らしい。
詳しくは知らないが、母親関係でかなり面倒な経験をしたらしく、それ以来女という存在そのものに嫌悪感を抱いている。
いつかちゃんと話を聞けたらなーとは思っている。
「どうした?」
すると慶介は眉間に皺を寄せた。
「なんで女なんて連れてきたんすか。」
予想通りだった。
「急にどうした。」
「俺は嫌っす。」
慶介は即答する。
「みんな盛り上がってるけどマジで理解できねぇし。」
さらに続ける。
「水着姿の女とか見るだけで虫唾が走る。」
周囲が少し静かになった。
近くにいた何人かのメンバーも思わずこちらを見る。
だが、慶介本人は全く気にしていない。
本気でそう思っているからだ。
俺は少し考える。
そして、肩を竦めた。
「まぁお前ならそう言うと思った。」
「でしょうね。」
「でも六花は普通の女じゃねぇぞ。」
慶介の眉がぴくりと動く。
「何が違うんすか。」
「全部。」
「雑すぎません?」
「説明難しいんだよ。」
実際そうだった。
六花は変だ。
かなり変だ。
金持ちなのに偉そうじゃない。
知らないガキにも平気で十万円渡そうとする。
暴走族を知っても逃げない。
フードコートに感動する。
ガラケー使ってる。
兄二人は重度のシスコン。
全部変だ。
「会えば分かる。」
俺はそう言った。
慶介は納得していない顔をしている。
だが、その時だった。
プールサイドがざわつく。
誰かが呟いた。
「あ……。」
別の誰かも。
「うわ……。」
さらに。
「マジかよ……。」
俺も思わず振り返る。
そして、言葉を失った。
屋敷のテラスへ続く扉が開いていた。
その向こうから。
白い水着姿の六花がゆっくり歩いてきていた。
風に揺れる栗色の髪。
真っ白な肌。
大きな瞳。
フリル付きのビキニ。
細くくびれた腹とエロい足。
そして、恥ずかしそうに胸元を押さえながら周囲を見回す仕草。
その光景を見た瞬間。
周囲の黒龍メンバー達が一斉に固まった。
もちろん。
俺も。
翼も。
碧も。
そして、女嫌いのはずの慶介までも、小さく息を呑んだのがわかった。
俺が横目で見ると、慶介は六花を見つめたまま固まっていた。
その様子を見て、俺は思わず笑いそうになった。
どうやら黒龍最強の女嫌いにも、六花は少し刺激が強すぎたらしい。
【side 蓮 fin】