【新作】財閥令嬢の私が、三つ子の不良御曹司に世界を教えられるなんて
ただ、気付いたら口が動いていた。
「ていうか六花は翼の彼女じゃないし!!」
全員が僕を見る。
「僕のだから!!」
言った瞬間。
周囲が静まり返った。
数秒後。
「「「えええええええええっ!?」」」
大騒ぎになった。
「マジで!?」
「副総長だったの!?」
「総長じゃないの!?」
「うわあああ予想外!!」
「碧さん攻めてる!!」
僕はちょっと得意になる。
うん、なんか良い。
でも、その直後だった。
両側から、ものすごく冷たい視線を感じた。
「あ?」
翼の声。
「は?」
蓮の声。
怖い。
振り向きたくない。
でも、振り向いた。
二人とも笑っていた。
笑っているのに怖かった。
特に翼。
全然目が笑ってない。
「ちげぇよ。」
翼が言う。
「六花は俺のだろ。」
「いや俺だろ。」
蓮が言う。
「何勝手なこと言ってんだよ。」
「それお前だろ。」
二人とも真顔だった。
周囲のメンバーがざわつく。
「総長ガチだ。」
「副総長もガチだ。」
「えっこれ戦争?」
「内部抗争始まる?」
「止める?」
「いや止めたら死ぬ。」
みんな好き勝手言っている。
僕はむっとした。
なんだよ。
二人とも。
ずるい。
GWの頃は全然興味なさそうだったくせに。
僕が一番最初に好きになったのに。
そう思って、僕は六花を見る。
すると、六花は状況が理解できていないらしく。
「えっと……?」
と困った顔をしていた。
その顔を見た瞬間。
また胸の奥が変な感じになる。
さっきよりもっと強く。
できれば、六花には僕だけを見てほしい。
蓮じゃなくて。
翼じゃなくて。
他の黒龍メンバーでもなくて。
僕だけを。
その考えが浮かんだ瞬間。
僕は少しだけ驚いた。
ああ。
これ。
嫉妬なんだ。
自分がこんなに独占欲強い男だったとは……。
僕は思わず六花の隣へ移動すると、その肩へそっと腕を回した。
「とりあえず。」
僕は翼と蓮を見ながら言う。
「六花の隣は僕ね。」
「は?」
「ふざけんな。」
案の定。
二人が同時に怒った。
でも、その時の僕は、なぜだか少しだけ勝った気分だった。
【side 碧 fin 】
「ていうか六花は翼の彼女じゃないし!!」
全員が僕を見る。
「僕のだから!!」
言った瞬間。
周囲が静まり返った。
数秒後。
「「「えええええええええっ!?」」」
大騒ぎになった。
「マジで!?」
「副総長だったの!?」
「総長じゃないの!?」
「うわあああ予想外!!」
「碧さん攻めてる!!」
僕はちょっと得意になる。
うん、なんか良い。
でも、その直後だった。
両側から、ものすごく冷たい視線を感じた。
「あ?」
翼の声。
「は?」
蓮の声。
怖い。
振り向きたくない。
でも、振り向いた。
二人とも笑っていた。
笑っているのに怖かった。
特に翼。
全然目が笑ってない。
「ちげぇよ。」
翼が言う。
「六花は俺のだろ。」
「いや俺だろ。」
蓮が言う。
「何勝手なこと言ってんだよ。」
「それお前だろ。」
二人とも真顔だった。
周囲のメンバーがざわつく。
「総長ガチだ。」
「副総長もガチだ。」
「えっこれ戦争?」
「内部抗争始まる?」
「止める?」
「いや止めたら死ぬ。」
みんな好き勝手言っている。
僕はむっとした。
なんだよ。
二人とも。
ずるい。
GWの頃は全然興味なさそうだったくせに。
僕が一番最初に好きになったのに。
そう思って、僕は六花を見る。
すると、六花は状況が理解できていないらしく。
「えっと……?」
と困った顔をしていた。
その顔を見た瞬間。
また胸の奥が変な感じになる。
さっきよりもっと強く。
できれば、六花には僕だけを見てほしい。
蓮じゃなくて。
翼じゃなくて。
他の黒龍メンバーでもなくて。
僕だけを。
その考えが浮かんだ瞬間。
僕は少しだけ驚いた。
ああ。
これ。
嫉妬なんだ。
自分がこんなに独占欲強い男だったとは……。
僕は思わず六花の隣へ移動すると、その肩へそっと腕を回した。
「とりあえず。」
僕は翼と蓮を見ながら言う。
「六花の隣は僕ね。」
「は?」
「ふざけんな。」
案の定。
二人が同時に怒った。
でも、その時の僕は、なぜだか少しだけ勝った気分だった。
【side 碧 fin 】