あたし恋をしてるかも【恋愛短編集】
いじわるで、
俺様で、
ちょっとSで、
いつも余裕。
これが麗二くんの正体だ。
私に正体をばらしてからというもの、麗二くんは開き直った。
もちろん私以外の人の前では相変わらずの天使だ。
しかしいざ人がいなくなると、俺様全開で私をからかって遊ぶ。
私は麗二くんおもちゃ、といったところである。
「うう…麗二くんの悪魔!」
私の精一杯の反撃も
「だけど俺のこと好きなんだろ?」
一撃でつぶされてしまう。
本当に、悪魔だ。