君の隣で、私になれた

第41話「たしかに」



ーーー京都タワー。

ーー紅羽side.



展望台から見える夜景。



「うわぁ……」

思わず息を呑む。

街中がキラキラ光ってる。


「やばい!めっちゃ綺麗!」

「京都って昼もいいけど夜も最高!」

「写真撮ろ!」

4人で笑いながら。

夜景を背景に写真を撮る。


ちょっとふざけたりして。

笑って。

撮り直して。

また笑って。

そんな時間がすごく楽しかった。



少し歩いてベンチで休憩。


「私ちょっとトイレ行ってくる!」

莉桜が立ち上がる。

「いってらー!」

手を振る。

「飲み物買っとく?」

「お願い!」

莉桜が笑って走っていく。



3人で自販機の前へ。


「…あれ、莉桜って何飲むっけ?」

なんとなく聞く。

「知らん」

新は即答。

「えー。お茶?紅茶?」

「…分かんない!」


新と2人で悩んでいると。

後ろから。


「ジャスミン茶」


振り向く。

琉生だった。

「え?」

「たぶんそれ」

「なんで?」

「いつも飲んでるから」

あっさり答える。


「へぇ……」

私は少しだけ引っかかった。

“いつも。”

そんなに見てたっけ。


その時。

莉桜が戻ってくる。

「おかえり!」

「ただいま!」


……ちょっと。

聞いてみようかな。


「莉桜!飲み物何にする?」

「え?」

莉桜は自販機を見る。

そしてすぐに答えた。


「ジャスミン茶!」


「……え」

思わず固まる。


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