200文字でゾッ!こわい短編集ー全23話ー

永遠の絵本

「泣かないで」

事故で亡くなった娘が毎晩枕元に立つ。

私は嬉しくて、その冷たく小さな体を抱きしめ、朝まで絵本を読み聞かせた。

ある日、娘がぽつりと言う。
「ママ、もうお部屋は飽きた。向こうの世界で一緒に遊びたいな」

私は嬉し涙を流して微笑み、自らの首にロープを掛けた。

「ええ、今いくわ」

蹴り倒した椅子の鈍い音が、静かな部屋に響いた。
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