こっちにくるな
「ねえ、サキ。
レンが海沿いの廃屋近くにいた」
ミユが耳元で囁いた。
レンは、あたしの彼氏。
ミユもレンのことが好き。
気にしない、そんな告げ口。
でも、
私は走った。
海沿いの廃屋。
レン君の声だ。
「うっ。ううっ」
「レン? いるの?」
「サキなのか?」
驚きを隠せない声。
「こっちに来るな」
「ひどい。秘密でもあるの?」
私はドアをあけた。
大きな黒い熊が、レンを食べていた。
レンが海沿いの廃屋近くにいた」
ミユが耳元で囁いた。
レンは、あたしの彼氏。
ミユもレンのことが好き。
気にしない、そんな告げ口。
でも、
私は走った。
海沿いの廃屋。
レン君の声だ。
「うっ。ううっ」
「レン? いるの?」
「サキなのか?」
驚きを隠せない声。
「こっちに来るな」
「ひどい。秘密でもあるの?」
私はドアをあけた。
大きな黒い熊が、レンを食べていた。


