よそ見してんじゃねーよ。〜前腕フェチ看護師が、クールな外科医の独占愛に捕まりました〜
「お疲れ様でした〜!」
集団健診が終了し、片付けを終えて解散する。
私は健診センターを出て更衣室へ向かっていた。
はぁ……今日も最高だった。
素晴らしい前腕祭りで。
思い出すだけでもホクホクする。
殿堂入りした前腕を思い浮かべていると、
「白石」
「あ、先生!お疲れ様でした!」
須波先生がこっちに歩いて来ていた。
「お疲れ様」
自然と並んで隣を歩く。
「今日は……どうだった」
「え?」
聞き返すと訪れる沈黙。
「あ、聞いてください!今日は素晴らしい前腕祭りで!やっぱり建設会社の男性はみなさんいい腕してますよね〜」
私はテンション高めに今日の収穫を伝えた。
「へぇ……そうか」
「はい、もう駆血帯いらないんじゃないかってくらいの見事な血管ばかりで」
「……よかったな」
私のフェチトークに先生の相槌が返ってくることに浮かれて、人気のない廊下に来たことに気づいていなかった。