真っ赤な封筒
部活帰りの夜道で真っ赤な封筒を発見した。誰かの落とし物だろうか。興味本位で中を覗くと、目に飛び込んできたのは艶のない、黒々として伸びきった数本の髪の毛だった。うわ、気持ち悪ッ。謎の代物を脊髄反射的に用水路に投げ捨てた俺は、この出来事を帰宅後すぐカノジョに打ち明けた。すると電話口のカノジョは少しばかりの沈黙のあと、なぜか声を震わせながら、俺にこう言ったのだ。今すぐ「冥婚」って言葉、調べてみて、と。
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