地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。
(幼なじみだからか、)
(特別な存在の花梨だから。)
胸の奥がざわつく。
答えを拒んでいる自分と、気づいてしまいそうな自分がぶつかる。
違うと言いたい。
でも全部がそれを否定してくる。
朝のこと。
笑っていた花梨。
目を合わせなかった花梨。
その差に、なぜか息が詰まった。
嫌われたのかもしれない。
そう思った瞬間、妙に怖くなった。
俺と花梨は幼なじみのはずなのに。
嫌われたくらいで、こんな気持ちになる理由なんてないのに。