地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。
「ちゃんと話さないと。」
「でも……。」
「これじゃあ花梨が一方的に言って逃げて傷つけたままだよ?」
その言葉に胸が痛んだ。
分かっている。
もちろん勝手に思って思いのままぶち撒けて傷つけたのは私だ。
皐月のあの表情を思い出すだけで苦しくなる。
私が距離を置こうとしたことで、あんな顔をさせてしまった。
だけど。
「私だって苦しかったんだもん……。」
ぽつりと零した言葉。
莉奈は何も言わなかった。