地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。

ちゅっ。

不意に柔らかい感触がおでこに落ちた。

触れた瞬間、そこだけが熱を持ったみたいにじんと痺れて、胸の奥まで甘く震える。

「……え。」

思わず顔を上げる。

すると皐月は少しだけ照れたように視線を逸らした。

「ご褒美。」

「ご、ご褒美って……。」

顔が一気に熱くなる。

恥ずかしくてたまらないのに。

嬉しくて仕方ない。

そんな私を見て。

皐月はもう一度頭を撫でた。


< 269 / 276 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop