無気力御曹司さんが私を離してくれませんっ!
そこで俺は何となく察した。
俺はこいつの『雰囲気』に引かれているのだと。

と色々考えていたら担任が


『あら、そのページが気になる?』


と不思議そうな顔で言った。

まあ気になるもなにも一目惚れだ。どう説明すればいい。


『そのページはね、成績上位の子達よ。どの子が気になるの?』


成績の部分を見て、納得したとでも言うように言った。

俺はつい、その〖如月乃愛〗という女子を指差してしまった。
どう言い訳しようか。とにかく何かしゃべる必要がありそうだ。


『この女子は学年で成績は何位ですか。』


我ながら間抜けすぎる質問だ。俺は何を言いたいのか。これなら疑われても文句の1つも言えないぞ……。


『ええっと……。乃愛ちゃんは学年で1位ね。』 


何て言うのが正解なのかはわからないが、とにかく俺がその〖如月乃愛〗に夢中になっている、というのは断言できた。

……俺も寒いことを考えるようになったな。俺が人に夢中か……。


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