また500年後に、白いヒガンバナ咲く丘で
リディアナ
「…信じてもらえないかもしれませんが…。」

リディアナはためらいながらも、ヴィンラックに事情を説明しました。

リバス市…未来のフーヴル村が帝国から侵略を受けたこと。

母がタイムスリップ魔法を使い、自分を過去の時代へ逃がしてくれたこと。

ヴィンラック
『そうか…辛かったね…。』

リディアナ
「信じてくれるんですか?」

ヴィンラック
『もちろん。』

リディアナ
「私が未来から来たなんて”おとぎ話”でしょう?!」

ヴィンラック
『かもしれない。』

リディアナ
「だったら、なぜ…?」

ヴィンラック
『経緯はどうであれ、今きみは傷ついてる。その涙はウソをついてるようには見えない。』

リディアナ
「涙…?」

ポロ、ポロ、

いつの間にか、リディアナの瞳から大粒の涙があふれていました。

リディアナ
「うぅ…お母さん…みんな…!うわああああああああん!!」

リディアナはヴィンラックにしがみつき、ひとしきり泣きました。

ヴィンラックは何も言わず、リディアナに寄り添いました。
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