君といた日々。
9
図書館の外には、父さんが洗濯物を干していることがある。 

僕はタオルが干していないか確認しに行った。

もしあったら、フィオナの髪を拭いてあげないと。

物干し竿がある場所につき、洗濯物が干されているのを見て、心の中でガッツポーズをした。

タオルを手に取り、足早にフィオナのいる場所まで戻った。

「ごめん!お待たせ!ジッとしててね?」

「ありがとう!」

頭にそっとタオルをのせて、優しくわしゃわしゃと、髪を拭いた。

髪は柔らかく、ふわふわしていた。

普段から海の中にいるからなのか、思っていたより早く乾いた。

「はい。できたよ。大丈夫?」

そう聞くと、

「うん。大分体力回復したよ!」

「良かった。」

フィオナはスっと立ち上がり、図書館を指差し、ワクワクした表情でこちらに振り向いた。 

「早く中に入ろ!」

「はいはい。」 

僕はフィオナに手を引かれ、図書館に入った。
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