限界王子様に「構ってくれないと、女遊びするぞ!」と脅され、塩対応令嬢は「お好きにどうぞ」と悪気なくオーバーキルする。
私が馬車に乗り連れて来られた場所は、小さな庶民的な民家だった。
正直に言うと、拍子抜けしてしまった。
けれど、犯罪まがいのことをするのだから、足の付かない空き家でも見つけて来たのかも知れない。
扉を開くと見覚えのある姿を見て、うんざりしてしまった。いいえ。これまでの経緯から、彼女がグルであることもわかってはいたんだけど。
「久しぶりね。おばさん!」
「ペルセフォネ嬢、いらしたんですか」
私は久しぶりに会ったペルセフォネに、軽く挨拶をした。
彼女は脅されて来たはずの私が怯えた様子で泣き出すとでも思っていたのか、鼻白んだ表情になり、イライラとした様子で言った。
「はあ? あんた、自分の立場わかってるの? 自分も弟も、殺されてしまうかもしれないのに……」
落ち着いた私の行動や表情が彼女には不可解だったのか、ペルセフォネ様は面白くなさそうだ。私は肩をすくめて、家の中を見回した。
クインはどこにも居ないようだ。かと言って、犯人らしき人も……二階かしら。
正直に言うと、拍子抜けしてしまった。
けれど、犯罪まがいのことをするのだから、足の付かない空き家でも見つけて来たのかも知れない。
扉を開くと見覚えのある姿を見て、うんざりしてしまった。いいえ。これまでの経緯から、彼女がグルであることもわかってはいたんだけど。
「久しぶりね。おばさん!」
「ペルセフォネ嬢、いらしたんですか」
私は久しぶりに会ったペルセフォネに、軽く挨拶をした。
彼女は脅されて来たはずの私が怯えた様子で泣き出すとでも思っていたのか、鼻白んだ表情になり、イライラとした様子で言った。
「はあ? あんた、自分の立場わかってるの? 自分も弟も、殺されてしまうかもしれないのに……」
落ち着いた私の行動や表情が彼女には不可解だったのか、ペルセフォネ様は面白くなさそうだ。私は肩をすくめて、家の中を見回した。
クインはどこにも居ないようだ。かと言って、犯人らしき人も……二階かしら。