限界王子様に「構ってくれないと、女遊びするぞ!」と脅され、塩対応令嬢は「お好きにどうぞ」と悪気なくオーバーキルする。
さっきまでもう究極の二択を選ぶしかない私にとって、一瞬で地獄から天国へと移された気分だった。
あまりの状況の変わりように、対応仕切れなくてくらくらと目眩が起きそう。クインが保護されて、私がギャレット様の腕の中なら、もう何の問題もない。
助かったんだ。嘘みたい。
元婚約者を捨ててお母様に走った過去のお父様の所業については、正直娘の私だとしても自業自得だと思ってしまうから、もう割愛させてもらう。
「でっ……でもですね! どうして、ここがわかったんですか?」
ギャレット様は私が居るなら用は済んだとばかりに、さっき私たちが居た民家に背を向けて颯爽と歩き出した。
「……あれは、メートランド侯爵が、過去に元婚約者と住むはずだった家だったそうだ。クインとローレンが誘拐されて、犯人は確定した。だから、彼ももしかしたらと言っていたんだが、手切れ金を共に彼女へ譲ったそうだ。だから、詳しく調べさせるとアニータがまだ所有していたので、これは間違いないということになった」
「あっ……お父様は、大丈夫だったんですか?」
あまりの状況の変わりように、対応仕切れなくてくらくらと目眩が起きそう。クインが保護されて、私がギャレット様の腕の中なら、もう何の問題もない。
助かったんだ。嘘みたい。
元婚約者を捨ててお母様に走った過去のお父様の所業については、正直娘の私だとしても自業自得だと思ってしまうから、もう割愛させてもらう。
「でっ……でもですね! どうして、ここがわかったんですか?」
ギャレット様は私が居るなら用は済んだとばかりに、さっき私たちが居た民家に背を向けて颯爽と歩き出した。
「……あれは、メートランド侯爵が、過去に元婚約者と住むはずだった家だったそうだ。クインとローレンが誘拐されて、犯人は確定した。だから、彼ももしかしたらと言っていたんだが、手切れ金を共に彼女へ譲ったそうだ。だから、詳しく調べさせるとアニータがまだ所有していたので、これは間違いないということになった」
「あっ……お父様は、大丈夫だったんですか?」