限界王子様に「構ってくれないと、女遊びするぞ!」と脅され、塩対応令嬢は「お好きにどうぞ」と悪気なくオーバーキルする。
以前、ギャレット様に好意を持たれているようだと報告した時も、あの子は美人を見慣れているのだから、各国の美姫にも眉ひとつ動かさなかったのにお前程度で何を勘違いしているのだと一蹴されたし、ペルセフォネ様の指示だって、なんだか逆効果になってるみたいだし……彼の好意が高まったところで、イーサンという恋敵が現れれば、もっと私への執着が深まるかもしれない。
「そうか。だが、ローレン。君は俺の婚約者なんだ。誤解を受けるような行動は慎んでくれ」
「わかりました。そう思わせてしまった私がすべて悪いです。本当に申し訳ございません。お許しください。ギャレット様」
彼の婚約者を演じる期間が残っている私は、それ以外に何か言い訳するような言葉も浮かばずに、顔を俯かせてそう言った。
ギャレット様は何度か自分を落ち着かせるように、大きく息をして俯いていた私の顔を覗き込んだ。
「そうか。だが、ローレン。君は俺の婚約者なんだ。誤解を受けるような行動は慎んでくれ」
「わかりました。そう思わせてしまった私がすべて悪いです。本当に申し訳ございません。お許しください。ギャレット様」
彼の婚約者を演じる期間が残っている私は、それ以外に何か言い訳するような言葉も浮かばずに、顔を俯かせてそう言った。
ギャレット様は何度か自分を落ち着かせるように、大きく息をして俯いていた私の顔を覗き込んだ。