盂蘭盆会
夕涼みの縁側には風鈴の音が響き、手狭な仏間には白檀香の匂いが漂っている。たった三泊四日の帰省ではあったけれど、みんなの元気そうな顔を見ることができて本当によかった。パパの自慢話も、ママの愚痴も、お兄ちゃんの揚げ足取りも、笑っちゃうくらい相変わらずだったな。思い出し笑いをひとつ、名残惜しさと共に実家の玄関を出る。夕日がまぶしい。ひぐらしの鳴き声に見送られながら、そしてわたしは精霊牛にまたがった。
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