ひみつの姫君~男爵令嬢なのにくじ引きで王子のいる生徒会の役員になりました!~
第1話 プロローグ
「エリオットお兄様・・・」
金色の髪のはかなげな美少女が目に涙を浮かべながら兄の名を呼んだ。
「愛しいミア。別れの時ぐらい笑顔でいておくれ。落ち着いたらまたいつか会えるのだから。」
エリオットは最愛の妹を抱きしめた。
「カイン。ミアを頼んだぞ。絶対に見つからないよう・・・」
ミアの後ろに控えていた若い男にエリオットは声をかけた。
エリオットの言葉にカインは頭をたれ、右手を握りしめ胸にあてた。
「この命に代えましてもユーフェミア様をお守りすると誓います。」
エリオットはその誓いの言葉に満足そうにうなずくと抱きしめていたユーフェミアから手を離した。
「ミア。そろそろ時間だ。」
「はい」
名残惜しげに別れの言葉を告げ、ミアは王城の裏手にとめられた地味な馬車に乗り込んだ。
「ミア。息災で。」
「お兄様も・・・」
これが兄妹の今生の別れになるとは、この時は誰も思っていなかったのだった。
金色の髪のはかなげな美少女が目に涙を浮かべながら兄の名を呼んだ。
「愛しいミア。別れの時ぐらい笑顔でいておくれ。落ち着いたらまたいつか会えるのだから。」
エリオットは最愛の妹を抱きしめた。
「カイン。ミアを頼んだぞ。絶対に見つからないよう・・・」
ミアの後ろに控えていた若い男にエリオットは声をかけた。
エリオットの言葉にカインは頭をたれ、右手を握りしめ胸にあてた。
「この命に代えましてもユーフェミア様をお守りすると誓います。」
エリオットはその誓いの言葉に満足そうにうなずくと抱きしめていたユーフェミアから手を離した。
「ミア。そろそろ時間だ。」
「はい」
名残惜しげに別れの言葉を告げ、ミアは王城の裏手にとめられた地味な馬車に乗り込んだ。
「ミア。息災で。」
「お兄様も・・・」
これが兄妹の今生の別れになるとは、この時は誰も思っていなかったのだった。
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