ずっと前から。

遠い存在

「ねー!聞いて聞いて」

「今日好きピに話しかけられたの!ガチイケメンやった!」

「マジ!?」

「もっと近づくためにはどうしたらいいのか教えてー!」

「ちょ、おーい!聞いてるー!!瑠奈ってば!」

「うわびっくりしたぁー」

「恋バナ楽しくないの!?」

「あんまキョーミないな」

「好きピいないのー??」

私、神崎瑠奈。

恋とか愛だとか興味のない、中学一年生。

イケメンとかよくわかんないし。

アイドルとかもよくわからん。

人間、顔より中身でしょ。

いや、でもね?

好きピ…

じゃないな、気にピはいるよ?

ほら、そこの斜め前にいる。

遠藤青空くん。

いつも、クールで大人ぽくって、静かで…

でも、席が近いだけで、話したことは少ない、遠い存在だけど。

とてつもなく、メロい

そしてそして、私の初恋の人。

「いないかな〜」

まあ、内緒だけどね。



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