語部与太郎の創作怖い話【追加中】

赤いレインコート

 「赤いレインコートが歩いている」
 雨の中、ビルの隙間を歩いていると、それとすれ違ったことに気づきます。
 しかし、違和感があります。
 そもそもなぜ「赤いレインコートが歩いている」と思ったのか。
 そして再び雨の日。
 あのビルの隙間に向かいました。
 すると、奥から歩いてきました。
 あの赤いレインコートが――
 すれ違いつつ、一瞬目を向けると、あることに気づきました。
 あれは、赤いレインコートではなく、全身べったり血で染まった人間だったのです。
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