毎日の餌やり
いつも鯉に餌をあげていた老女は、なぜ駆除をした私に笑顔を向けるのだろう。
上品で晴れやかな笑顔が眩しい。
「気にしないでくださいな」
どうして?彼女は傷ついていると思い声をかけたのに。
鞄から出したものを渡しながら、答えてくれた。
「他力本願、パクパクとねだる姿がみっともなくてねえ」
「池いっぱいになれば、誰かが殺してくれると思って。綺麗になってよかったわぁ」
もらった飴は、もう一生食べられない。
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