Cute
皮革職人のミラはボストン郊外に工房をもち、私が仕事で遅い日はそこで幼い娘をみてくれる。ミラは辿々しい日本語で「かわいいね」としか言えなかったが、娘はいつも喜んでいた。

ある日、娘が中々帰ってこなかった。工房へ行くとミラは珍しくまだ作業中で、娘のことを尋ねると「今日は来てない」と眉を顰めた。

数日後、娘は古井戸で見つかった。顔の皮がない遺体で。報せを聞き、辿々しい声が脳裏に蘇った。かわ、いいね。
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