カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
久しぶりに来たのはいいけど・・

学校の授業をまともに聞いてられる心境じゃなかった・・


単位はまだ沢山あるし・・


さぼっても・・大丈夫だよね。


そんな考えが横切ると益々授業が、かったるく感じた。


3時間目が終わりを告げると、紺色の鞄をつかみ裏口から先生に見つからないように、生まれてはじめて学校を抜け出した。


すごくどきどきした・・




私の通ってる高校は体育に力を入れている高校ということもあるのだろうか?


必ずと言っていいほど、休み時間ごとに先生が校門の前で待ち構えてる。



しかし、裏口だけはいつも無人なのは私は知っていたんだ。



こっそり、先生がこちらに視線を向けないうちにすり抜けてバス停まで無事にたどりつけれた。






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