振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
光side

文化祭なんて、正直どうでもよかった。

西高校の1人として参加してるだけ。

それだけのはずだった。

なのに。

「澪ちゃん」

名前を呼ぶだけで、こんなに緊張するなんて思わなかった。

校舎の横の静かな通路。

やっと二人きりになれた。

二年間。

ずっと会いたかった。

ずっと話したかった。

なのに、いざ目の前にすると、言いたいことが何一つ出てこない。


< 106 / 352 >

この作品をシェア

pagetop