振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
「顔に出てるよ!」
「え?」
「幸せそう。」
その一言で、一気に顔が熱くなる。
「ち、違うよ!」
「違わないって。」
咲はクスクス笑いながら、私の肩を軽く叩いた。
「澪って分かりやすすぎ。昨日からずっとそわそわしてるし」
「そ、そんなこと……」
「あるある。スマホ見る回数、絶対増えてる」
「……。」
否定できなくて黙ると、咲はさらに楽しそうに笑った。