振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
「……やば、本当に澪ちゃんだ。やっとちゃんとくっつける。」
再び光くんにぎゅっと抱きしめられて、
その言葉に、胸がぎゅっとなる。
(今ので……全部わかった気がする)
嬉しいなあ
私は小さく光くんの服を掴んだ。
「……光くん私は本物ですよ?」
そう言うと、光くんはちょっとだけ笑って。
「だってさ」
少しだけ照れた声で。
「ずっと夢みたいだったから、ちゃんと確かめたくて。」
その言葉が、優しすぎて。
胸があたたかくて苦しい。